新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

04/14 日本テレビ放映分。

評判の高かった作品だったが、なるほど楽しめた。
 
”名探偵”コナンではなかったけれどね。
でも、それが逆に良かったんだと思う。
ミステリとアクションの二本立てで、大抵いつもミステリ側がぬるいので、
こうしてアクション一本に絞ることで、引き締まった作品になった印象。
毎回こうだと困るけど、たまにはこんなのもいいかも。
 
蘭のピンチをなんとかして作らなきゃとか、そういう暗黙のしばりとかも
思い切って(かどうかは知らんが)排除しちゃったのも、
のびのびと振り切れた作品になれた要因かも。
 
とにかくスリル&アクションを、混じりっけ無しに愉しませることに特化して、
感動ポイントも一点集中で、それぞれが立った作品になったんだと思う。
 
アムロ赤い彗星のバトルとかのお楽しみもあったり(声優もオリジナルなんだね!)、
天海祐希も最初は声質に違和感覚えたけど、いつものグダグダなゲスト俳優に比べると、
ちゃんとしてたから良かったし。
 
ところで”黒の組織”って、もっといろんなこと判明してるのかと思ってたけど、
なんか以前とあんまし変わってないような感じだったなぁ。
こんなにいっぱい潜入捜査官にコードネーム与えてるような、
セキュリティぬるぬるがたがたの組織なのに〜(笑)