新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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デスノート NEW GENERATION

TSUTAYAの百円デーにて鑑賞。

このところ結構ハードに働いてたので、先週金曜日は休みを取って四連休に。
すっかりデスノートを観に行くつもりになってて、
その気分を盛り上げるために、「デスノート NEW GENERATION」というDVDを借りてみた。

前作と今作『デスノート Light up the NEW world』までの10年間を繋ぐhuluオリジナルドラマ。三つ巴の頭脳戦を繰り広げる捜査官・三島、世界的名探偵・竜崎、サイバーテロリスト・紫苑の3名がそれぞれ主人公として描かれる3部作です。佐藤信介監督をはじめ、脚本・真野勝成、音楽・やまだ豊ほか映画スタッフが再集結して制作。香港ロケも敢行し、映画本編同様のハイクオリティな映像美で映画に至るまでの各キャラクターの「真相」が濃厚なドラマとして描き出されます!

で、観ようとする前に、そういえば全然評判訊いてないやってことに気付いてしまった。
 
……ってわけで、ググってみたんだけど……
 
散々な評判。
酷評の嵐。
 
なんといっても、一番目立った感想が、全員馬鹿だって評価。
うわぁ、自分が一番嫌いなタイプだ。
 
前作は前篇・後編ともに、歴代ミステリ邦画のベスト10に喜んで入れたい作品だった。
その高度な心理戦・策略の攻防が最大の魅力だったはずなのに。
それが真逆になってしまっては、もの凄い勢いで批判側に回るに違いない自分が見えてる。
 
ま、取りあえず、せっかく借りてきたんだし、一応ドラマ見てから結論出そう。
 
三島はまだ良かった。強烈な個性は無いけど、ひらめきは弱そうでも、
デスノートおたくって設定が、なんかチャンスを拾えるような気はする。
紫苑もキャラ設定は強くない。ありがち。
サイバーテロって要素が、上手くデスノートと補完しあえれば面白い脚本になりそうだけど、
評判見る限りじゃダメっぽそうだ。
明らかにひどいのが竜崎。原作の縛りがない分自由にキャラ作り出来るだろうに、
手抜き・いい加減としか思えない。もっと何かやりようあるだろ。
自分じゃ何でも出来ると思い込んでる厨二病の痛い患者さん以外の何者にも見えない。
 
ああ、こりゃ、たしかにダメだろうな。
 
もう全力で、行くことをやめてしまいましたとも。