- 作者: 早坂吝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/03/03
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (8件) を見る
まぁこれを社会派と呼ぶのもなんだかなあという気はするが、
法律(条例もそのうちに含めるとしての話だけど)の抜け穴を描くという意味では、
たしかに否定は出来ないのも事実。
ただ「社会派ミステリ」という言葉から想定される”雰囲気”ってのは
ここには微塵も無いけどね。
エロミス度も本作は弱いかな。
他の娘が頑張ってくれはするが、らいちはほぼほぼスルーだし。
一方、本格としてはまぁなかなか。
”二つのパート”があるってことは、絶対融合するってことだよね、
とわかってたので、キモのところは想定通りで驚きは無かったけど。
館が◎る(やっぱここの伏せ字は○じゃなくて、こっちを使うべきだったのでは?!)
ってのを、トリックじゃなくて、ロジックの意味合いで使ってるのは好印象。
構造は読めたし、エロ要素薄いし(そこは評価対象?)、採点は6点どまりで。