- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: 単行本
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一般的には評価はかなり高かったようだ。
とにかく不審死を遂げた(自殺か他殺か、終盤近くまで確定しない)
男の人生を少しずつ少しずつ紐解いてゆく。
ほとんどが有栖の単独捜査。
ここで材料を拾い尽くしておいて、火村の登場から
結構一気呵成に真相に辿り着く。
ただ、この辺のミステリとしての出来映えは
決して高いものでは無いかなぁと。
勿論アクロバティック性なんか皆無だし。
ロジックの面白味も特には感じられなかった。
フーダニットも弱いし、ホワイダニットもちょっときついし。
一般的読み物要素にあまり重点を置かないのが自分の評価なので、
採点は比較的平凡な6点といったところ。