- 作者: 本格ミステリ作家クラブ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: 新書
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やはりこちらもか。
全般的に不作だったんだな。
そんな中でのベストは、間違いなく、大山誠一郎「炎」で。
というか、「赤い博物館」のどの一作が来ても、間違いなくベストに選んでたな。
年間ベスト級ばかりが五本収録された短編集って、どんだけ凄い人なんだ。
第二位はベストミステリーズと唯一被ってる伊吹亜門「監獄舎の殺人」で。
第三位は松尾由美「不透明なロックグラスの問題」とする。
シンプルだけど、この着想には自分は到底辿り着けないと思う。
構図だけなら凄い、西澤保彦「まちがえられなかった男」とか、
突然の○○トリックに思わず驚く、長岡弘樹「にらみ」とか、
新しい形がちと面白い、一田和樹「サイバー空間はミステリを殺す」とか、
それぞれに楽しめるキモはあったりしたので、今年はベストミステリーズより、
こちらの方が微妙に勝ちかな。採点は同じ6点だけど。