エンタムービー本当に面白い怪奇&ミステリー (メディアックスMOOK)
- 作者: 桂千穂,掛札昌裕
- 出版社/メーカー: メディアックス
- 発売日: 2015/11/04
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
古い邦画を振り返るには最適なガイドブックだと思う。
そういう作品を見られる機会なんて、まずまず無いからなぁ。
中にはもう絶対に不可能、な作品も含まれてるようだし。
各作品、半頁〜2頁という紹介スペースにも関わらず、
シナリオが結構詳細に記述されてるのが良い。
なんとなく作品の雰囲気が想像できるから。
思わせぶりなだけで、振るだけ振っておいて〜、
というような、もどかしさをあまり感じずにすんだ。
ただミステリプロパーな方々では多分ないので、
ミステリ視点から捉えた”ミステリ”映画の佳作紹介というわけではなく、
一般鑑賞視点からのミステリ“映画”の佳作紹介という感じかな。
ミステリ作家やミステリ評論家に選ばせた、こういうガイドブックを
誰か企画してくれないかなぁ。
自分の覚え書きとして、未鑑賞作品のうち興味持った作品を列挙しておく。
「三十六人の乗客」「真夜中の顔」「女死刑囚の脱獄」「第三の疑惑」
「第六の容疑者」「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」
「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」「痴漢電車 下着検札」「誘拐」