- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,土屋晃
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/03/12
- メディア: 単行本
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凄腕の殺し屋の手から標的を守る警護官が主人公であり、視点人物。
一流のプロ対一流のプロの、智力の限りを尽くした騙し合い。
その息詰まるようなサスペンスをディーヴァーが描くわけだから、
もう面白くないはずがないという、この設定だけで外れ無し確実の作品。
丁々発止の戦略のツイストも勿論ながら、
根本の狙いが何なのか、というところにも、当然の如く
二転三転するディーヴァー流のツイストが待ち受けている。
(ディーヴァーを読もうという人にとって、これはネタバレではあるまい)
とはいえ、ディーヴァーに対する期待値を充分以上に満たしているかというと、
全体的にはそこまではないかなぁと。
期待の枠内は勿論楽しめるんだけど。というわけで採点は7点。
いやあ、しかし、紙やすりとアルコール。
…… 考えたくない ……