- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/09/17
- メディア: コミック
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このところ「館シリーズ」化してるような感じだな。
館自体の構造をトリックに使う作品が続いてる感じだし、
高遠の父親絡みのエピソードの展開もなんとなく感触が近い。
そういうメイントリックに加えて、小ネタトリックも
ちゃんとまぶしてあって、やはり品質は高く保たれてる。
しっかし高遠ってホントに便利なツールだなぁ。
「巧緻な殺人計画を組み立てられる」という属性を、
どんな人間にも貼り付け可能なんだもの。
そういう違和感を一切読者に感じさせずにすむ。
引き延ばしたいはずだ。
単に捕まらないというだけじゃなくて
(ま、たしかに捕まってもすぐ逃げちゃうんだけど)
膨らませて繋いでいきたい気持ちはわかる。
ただ「展開」を付けてしまうとどっかでは「完結」させなくては
いけなくなるはずで、そこがある意味ネックになるかも。
今回のRシリーズはそれでちょうどいいとしても、
その次はSAWシリーズのように後継者の誕生か?