- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/02
- メディア: コミック
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「光線銃ジャック」
手塚治虫らしい、人間よりも人間らしさを感じさせる、ハート・ウォーミングなロボット物。
「人間牧場」
根本の着想は借り物でも、展開から皮肉な結末までショートショートの楽しさが感じられる。
「未来をのぞく3人」
これもこの短さの中にダイナミックな起承転結が見事に盛り込まれた秀作。
「だれかが狂ってる!」
「11人いる!」みたいなSFミステリ。とはいえミステリ的な処理はさほどないかな。
「2から2を消せば2」
これもダイナミック。オチは分かるが、画としての見せ方が巧い。
「バックネットの青い影」
SFであり、ミステリであり、ホラーでもある。結末の処理含めて好きだなぁ。
「バチス号浮上せず」
ちょっとテーマ二つがあまりうまく絡み合っていないように感じられた。
「偉大なるゼオ」
これまた手塚治虫仕様の良きロボット物。冒頭と最終話でカラーを合わせた編集なのかな。
「バックネットの青い影」「未来をのぞく3人」「光線銃ジャック」の順でベスト3。