新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ソウ ザ・ファイナル

おえっぷ。史上最凶のグロさ。
最後だからせめて、なんて映画館なんかに見に行かなくて良かったぁ〜。
飛んでくる肉片や内蔵を避けながらの映画鑑賞なんて、チキンな私にゃとても無理です、降参!!!
(結局名作だった1,2作目だけで映画鑑賞止めたのは我ながら好判断だったな)
 
5,6作目に続いて、やはりどんでん返し感は希薄。
ハウダニットのどんでん劇が一つあるだけだな。
 
だいたいソウやないやん。
「最前列で見ていた」設定は、さっぱり消え果ててる。
二代目は興味無しってことか。前作のガラスの棺桶は初代が作ってた奴だもんね。
今回のメイン・ゲームなんて完全にほったらかしで、自分の復讐劇だけに夢中。
全然見られてたわけじゃないんだから、嘘つき君もバカ正直に指示に従わずに、ズボンとベルトにひっかけちゃえば良かったのに〜。
 
ゴードン先生の出し方もかなり微妙。
もっとお祭り状態で出てきて欲しかったよ。
生還者として認知されてるんだったら、あの現場が何度か再利用されてるのと矛盾しちゃうのでは?
後付け設定付け足し付け足しでのシリーズらしい無理矢理感。
 
まぁラストは予定調和的で収まるところに収まったんで、まぁいいか。
驚きは一切無いけどね。
でも、1,2,3,4で、5.6がなくて、5作目のラストがコレでシリーズ完結だったら、もっとすっきりしたシリーズになってただろうになぁ。無理のない脚本で繋がってたと思うよ。引き延ばしで変なことになっちゃった。
 
とにかく終わって良かった。
もうグロさを耐えながらの苦痛の鑑賞をせずに済むよ。