少女漫画、少年漫画、青年漫画という流れで来たからには、次はもっとアダルトなエロ漫画の世界へ(つってもそんなにエロエロではないので、普通(何をさして言う?)の人でもきっとOKだぞ)。
- 作者: 白虎丸
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 1998/02
- メディア: コミック
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四話で構成されてるから若干短編とは言い辛いけど、これは落としたくない隠し球なので、若干強引めでも。
感じることにより桃色の脳細胞(!)が活性化し、推理がひらめいてしまうというのが探偵役(まりな先生)の設定。
そういうHなお話だと、オツムも軽めの薄っぺらさを予感させられるのだが、これがいやいやどうして結構本格的にきっちりミステリしてたりするのだ。犯人当てとして充分挑戦するに値する作品集だと思う。
特徴的なのは、バカミス的仕掛けが存分に施されていること。焼き直しも多いがちゃんと自分のものとして消化してるし、様々なパターンの仕込みは驚くべき程。バカミス収集家であれば、入手する価値のある作品だと私は思うぞ。
中でもベスト・エピソードが、「そして誰もいなくなった」的展開の本作。多少入手困難かもしれないが、好事家の方は是非ご賞味あれ。