新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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時をかける少女

時をかける少女 限定版 [DVD]

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なんと日記を検索してみたら、購入したのは08年の1月。二年四ヶ月も寝かせてしまった。見るのを凄く楽しみにしていただけに、逆にベストなタイミングで見たいと思いつつ、機会を逸してしまっていたのだ。
昨日早く寝ちゃったから今朝四時に起きてしまい、一人で部屋の電気消して映画見られるベストなタイミング来たから、ようやくチャレンジ。
 
うんうん、やはり良いね。アニメーションとして秀作と評価するのに躊躇はない。
大林宣彦版というスタンダードを受け止めた上で、なおかつこれだけのクオリティはさすが。よっぽどの自信と覚悟が作品として結実している。美術も演出も素晴らしい。
 
惜しむらくは脚本として100%共感はできないところかなぁ。ちょっと自己中すぎないか。理由無く不利益こうむってるあの男の子は、それなりの事前の理由付けがあるとか、何か救うエピソードが入ってないと、脚本として手落ちだと思うなぁ。
他にも幾つか気になる点があって、素直に”感動”とは言えなかったかな。でも、その分は差し引いても素晴らしい作品。とても遅くなっちゃったけど、見て良かった。限定版買って良かった。ちなみに特典のフィルムはこれ。時が止まったシーンでの千昭の後ろ姿。