おっと、ネタに困ってしまったから、これを再開しよう。
【奇術探偵ジョナサン・クリーク(ほぼ)全作レビュー】
ここからいよいよ4'thシーズン(最終シーズン)の開始。
#19 「最期の言葉」
何者かによって若い女性が2人絞殺された。事件の手がかりは、クロケット帽を被った人影の目撃情報のみ。警察が現場検証を進める中、建物から銃声が響き、デイビー巡査部長が狙われる。幸い銃弾は外れたが、犯人は捕まえられなかった。
斬新な殺人トリック。
というのが、第四シーズンを特徴付ける言葉かもしれない。
意外に真相はシンプルというのが特徴的だったジョナサン・クリークだが、このシーズンは推理小説的とでもいうのか、非常に凝ったトリックが盛り込まれている作品が多い。
その幕開けの本作なもんだから、これはなかなかの秀作。トリック自体の出来映えというより、こういう手があるのかという発想の驚きに、ダブル・ミーニングの台詞回しが絶妙。
ドラマとしては、これまでのシーズンと大きく変わっている点が。
なんと太ったおばさん(マディ)に変わって、巨乳のカーラ(おばさんだけどまだ若い)が相棒に。しかもその理由が中の人の妊娠・出産なんだってさ。ドラマ外でも意外性を見せてくれるメタ演出にクラクラだ(演出じゃないだろうけど)。
少しは若返ったし、見栄えは上がったし、訳ありな設定もなかなかだし、職業設定もOK。結果オーライ。
なんだかジョナサンの性格にも変化が? おっとりから、より過激な武闘派に(ちょっと言い過ぎ)。