新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ターミネーター4

シリーズとして、また時間物として、矛盾点を言い出したらキリなさそうだなぁ。これだけのトーク・テーマでも飲み会一回分くらい間が持ちそうな気もするよ。スカイネットも手が込んだことする割には、杜撰なおばかちゃんだったりするしなぁ。
 
そんなこんなの甘さはあるけれど、映画としては充分に面白かったかな。少なくとも3のひどさと比較すると雲泥の差。
とにかくジョン・コナー別人。それに無茶しすぎ。でも、これって3のラストにおいて「運命は変わらない」ってことを完璧に認識しちゃったからかも。だから「その日」までは自分が死なないことを確信できてるのかな。「運命は変えることが出来ない。だけど最大限の努力はしなければいけない」ってところ。こう考えると仲間を連れず単独で乗り込んだってのは理解できるものね。
 
さあ、ここまで条件がオープンされた上で、1へのつながりやジョンの死をドラマチックに描くのは難しい気がするなぁ。決定している死を戦争終結への布石にする仕組みなんてのはありかな。いずれにせよ次が最後だろうか……と思って調べてみたら、新三部作の序章だと。6作目まで続くのかぁ。うみゅう。