感想を書き忘れていたみたいなので、三巻まとめて。
- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/03/04
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従来の編集者のイメージって、単に「原稿を押し戴いて本にするだけ」という、アニメ版サザエさんのノリスケのイメージだったんじゃないだろうか。
編集者の仕事の中でも「作家を育てる」という点に焦点を当てたのは、非常に珍しい作品だと思う。
出版者に関してのリアルに迫っているのも非常にポイントの高い点なのだが、「ジャンプ」というかなり特殊な環境(ローカル・ルール満載)だというのが、一般性には欠けるところか。
ただ、ジャンプ得意のバトル漫画的展開が、ジャンプそのものを舞台にして可能ということで、漫画的にはおいしいのだが。
従来のスポ根もの的イメージを払拭しているのも興味深い部分。天才型に対して計算型が主役というのも珍しい点。あまりにもとんとん拍子に行き過ぎてるのは気になるところだが、連載スピードから云えば巻数が圧縮されるだけ嬉しくもある。しかし、ここまで上手く行くだけってのも、少々面白味には欠けるなぁ。
まぁそう一本調子にはいかないのだろう。さて、どんな試練が?