- 作者: 柴田昌弘
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1985/01/25
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
盗まれたハネムーン (ソノラマコミック文庫―柴田昌弘傑作集)
- 作者: 柴田昌弘
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
回転扉三部作を共通とする作品集二作。下記の「ハマる!ミステリ&ホラー漫画超絶ガイド333」で気になった作品の一つ。
- 作者: apricot jam
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
どれもがなんだかひと味イヤ〜な味付けがされたサスペンスばかり。直接的な嫌ミスのいやさとは違うのだけども、ポイント的に気持ち良さを阻害する何かが必ず含まれている。
すっきりいい気持ち”だけ”にさせて欲しいのにな。サスペンスだからこそ逆に、爽やかな味わいが必要だと思うのだ。困難が外から与えられるものだから、それを乗り切った先の、内から溢れるカタルシスが心地良いのだろうに。ビバ!ヒッチコックだと思うよ。
まぁ「回転扉」三部作なんかは、もともとそれを裏切ることを目的とされたような作品なんだろうから、仕方ないんだろうけどね。もう一つの表題作「盗まれたハネムーン」も話の展開は魅力的なのに、妙に安っぽ〜い結末に繋がったりするしさ。両作品集とももっと”心地良さ”を与えて欲しかったよ。