[rakuten:book:13071150:detail]
「どんな漫画描いてんの?」
「んー…青年誌で地味な青春ものとか……ってなんか説明し辛いんだけど……」
……という作中の台詞がそのまんまな地味な作品集。
う〜ん、かなり微妙。自分としてはあえて読みたいタイプの作品ではなかった。
感銘とか感動とかよりは、二歩三歩も引いた世界。誰もが共感に繋がるような、そういう作品群ではないと思うな。
題名でわかってていいはずだったのに、ホントに最後の一行でファイナル・ストロークを喰らってしまった「日曜、午後、六時半。」が断然ベスト(という感想はにぶちんの私だけだと思う。作者の意図を越えた感動だよな)。あとは「東京」だな。
妄想漫画をいかに楽しむか(そんな凄い妄想なんかじゃないんだけども)、妄想男子のための作品集……って感じなのかなぁ?