新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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安楽椅子探偵と笛吹家の一族

2006年12月31日ミステリチャンネル放送分。なかなか見る機会がないまま、PSXのHDDの肥やしになったままだったが、GWに溜まってた分が解消されたおかげで、ようやく鑑賞。以下、ネタは割ってないつもりですが、想像させるような記述があるとは思うので、未見の方はご注意ください。
 

うん、これもなかなかの出来映え。
「on the AIR」同様、やりたかったことがはっきりしているのが良い。なるほどそういう趣向かぁ〜。
前半部分ははっきりわかってたんだけど、後半部分の着想には辿り着けずに、そのまんまその人を犯人だと想定してしまった。まぁ、今回はリアルタイムの挑戦じゃなかったので、ほとんど考える時間取らずに解決編見ちゃったけどね。
ただ割と推理ポイントが少なくてはっきりしてただけに、正解は出しやすい問題だったかも。とはいえ、やはりビデオ映像の手掛かりは、気になって何回か見てたけど、さっぱり気付かなかったなぁ〜。
この放送では登場人物別の得票率とか正解率を発表してくれなかったのが残念。その代わり(ってわけでもないだろうけど)、「解決編」の前に「わたしの推理」と題して、貫井徳郎氏を含めて数名の推理が映像で流された。講談社の女性編集者が見事に正解してたのが後でビックリ。でも、それよりゲーム作家のアイデア「笛を吹いたために瞬間移動して消えた」というバカ推理には笑っちまったよ。