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気色悪〜、気味悪〜、趣味悪〜、の全編に渡る、虫、虫、虫……の描写のオンパレード。単なる虫だけの描写だけでも充分おぞましいのに、それが残酷描写までグレードアップされちゃってるんだから、もうほとんど耐えがたい領域。
それでいて心温まるファンタジー路線だったりしてるのが不思議。
但し、この縦糸を成立させるための心理の必然性が全く感じられないだけに(これを本能と呼ぶのは許容しがたい)、自分としては全般に理解しがたい物語だった。ストーリー展開自体も無理がありすぎて、リアリティの面では明らかに不足。ファンタジーだって、ホラーだって、その世界なりのリアルは必要だよね。
エコロジカル・ファンタジック・ホラーとでも表現した方がいい作品だろうか。その意味では発表時点(オリジナル1巻の発売は95年)よりも現在の方がより向いているのかもしれないけれど。カルトに惹き付ける力もあるかもしれない。でも、たとえ自分が好きな作品だったとしても、とても万人にお薦めできるような代物ではないだろう。
ましてやヘタレの私には結構辛いだけの作品だった。止めときゃ良かったぁ〜。