「アフタースクール」の準新作落ちを待つ間に、TSUTAYAの半額キャンペーンにて、内田けんじ監督のデビュー作を鑑賞。
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: DVD
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「サマータイムマシーン・ブルース」みたいに、入り組んだ時間軸の中で複数の出来事が絡み合って展開する脚本。しかも更に高度に、三つの視点からの全く別系統(というのは言い過ぎか?)の話が、同時進行しちゃってるわけだからな。
コメンタリーだか対談だかの中で、それぞれ映画のスタイル自体も全く別の雰囲気にしようかと思ってたという監督の談話があったけど、そのバージョンも見たかった気がするなぁ。
主演男優のいい感じの脱力感も最高だし、自分としては凄く共感してしまえちゃうしね(恋愛行動としては同属なんじゃないかと思う)。撮影期間12日間というチープさをモノともせず、脚本の力で(全然派手じゃないのに迫る台詞も随所に見られる)最大限の魅力を引き出せた痛快作。
こりゃあ、ますますもって「アフタースクール」への期待が高まっちゃうってもんだ。