新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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サマータイムマシーン・ブルース 2005 舞台版

映画がとても良かったので舞台版も見てみたいと買って、そのままなんと二年も経ってしまってた。買って安心しちゃうと、積ん見の山に埋もれてしまうんだよなぁ。ぴーちゃん(うちのPSX)の勝手にお薦め録画機能を切っちゃえば、もっと時間も作れるんだろうけどなぁ。なかなか好みを把握して、面白げなところをちょくちょく拾ってくれるだけに、そうも思い切れないところなのだ。ま、そんな余計なことはともかくコレだ。

サマータイムマシン・ブルース 2005 舞台版 [DVD]

サマータイムマシン・ブルース 2005 舞台版 [DVD]

おお、これは舞台版の方が好みかも。SF研の緩〜〜い空気感だとか、タイムマシンを始めとするこのチープ感。この話はチープであればあるほどいいんだもの。なにせタイムマシン使って、一日前のリモコン取りに行くだけのお話だかんね(笑)。
限定された舞台だからこその、二つの時間の登場人物を使い分ける、微妙な(!)緊張感もいいよね。オリジナルであり、なおかつ完璧な限定舞台で充分に表現し尽くせてるように思えたよ。
間が空き過ぎちゃったので映画版の記憶は飛んでしまっちゃってるけど、どちらかがどちらかを霞ませることなく、どっちも見て楽しい作品だったと思う。脚本も(というかそれが一番だと思うけど)ホント良くできてるよなぁ。それもやっぱり舞台前提で成立させてるテクニックが抜群。
いやあ、いいもん見させて貰ったわ。満足満足ぅ〜〜。