ジョジョの奇妙な冒険 39 Part5 黄金の風 10 (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/08/10
- メディア: 文庫
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連載時にリアルタイムで読んだのは3部、4部だけなので、5部を読むのはこれが初めての経験。
全体的には、バトルが複雑化し過ぎてるような気がしたかなぁ。まぁ、それは善し悪しなんだろうけどね。でも、主人公の基本属性が「直す能力」だったり(プラスアルファはかなりくっついて来てるけど)、ボスの属性が「時を飛ばす能力」だったりするのは、過去を引きずってるようでイマイチ。
でもってとにかく一番の不満は、ラストバトルの決着のさせ方。短編集みたいな4部に対し、5部は明確な目的が設定された長編形式。中盤からはボスの謎解きと、ラストの直接バトルに向けて盛り上がっていたはず。
しかし結局ボスの謎解きって、いつの間にかなんてことなく何となくあったようななかったような、拍子抜けするほどのあやふや感。そんな不満もバトルで解消かと思いきや、ボスの能力が無敵すぎたせいか(さすがに今回もまたジョジョに同じ能力持たすわけにはいかないし)、最後はスーパーサイヤ人になっておしまいみたいな終わり方になっちゃった。「最後の問題に正解すると一万点」「どっひゃぁ〜」という、バラエティお約束のような結末みたいに思えちゃったのは、明らかに尻すぼみ。
これではわたくし満足出来ませんですわよぉーー!!
個人的な順位としては、3部>2部>4部>5部>1部、かなぁ〜。