- 作者: 竹下堅次朗
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番外編的な短編「乙女疾走」編を除けば、残りの「失踪少女」「欲望の孤島」「視線を越えて」編が、完結編が必ず巻をまたぐように設定されてるのが、実にイヤらしい。当初は「ランナーズ・ハイ状態で」って制限だったのが、興奮すると(特に性的興奮系)って具合にいかにもありがちな方向に制限が緩められたり、五感鋭敏だけじゃなくって身体能力まで極端に凄くなったりと、安直に流れる方向に簡単に設定が切り替わっていくのもなんだか情けない。
いかにも本格ミステリ系の展開を示す「欲望の孤島」だって、ミスリードっぽく描かれてる人間がそのまま犯人だったり、全然共感できそうもない動機だったり、カタルシスなさげな方向性で、なんとも据わりの良くない作品だった。
ミステリとして注目すべき点は特になく、設定・ストーリー的な展開も特に心も惹かれなかった。個人的にはこれ以上追いかける必要はあるまいというのが結論。