新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

衝撃のある映画ベスト10

楽天ブックスさん、DVD欲しい!
これは当たったら泣きたくなるほど嬉しいよね。だって、一商品3万円以内ってことは、コレアレだってOKってことなんだよねぇ。更にあとも一つ。ああ〜、BOX 2は品切になってるぅ〜(などと皮算用したってしょうがないんだけどさ)
 
賞品に出来るだけ見合うような、気合いのこもったコンテンツで勝負だ! 冬休み最終日記念特別企画!
……ってことで、長々しいエントリになるけれど、どうかご容赦を。
そのうちミステリ映画ベスト30というコンテンツを上げようと思ってるが、まずはその前哨戦。「衝撃 or 意外性」にポイントを置いた作品のみをピックアップして、ベスト10にまとめてみた。
 
同率第一位:殺しのリハーサル
同率第一位:探偵〜スルース〜
同率第一位:デストラップ
[rakuten:book:12244726:detail]
謎解きの衝撃! 連続どんでんの衝撃! 企みの衝撃!
衝撃をキーワードにするのはどうかとも思うが、この三作は個人的には不動のミステリ映画ベスト3(順位は付けられないよぉ!)。その全てが密室劇というのは、好みの反映もあるのかもしれないが、制約(限定された舞台、登場人物など)こそが逆に意外性を引き立たせるという、ミステリの本質を象徴しているような気がしてならない。
 
第四位:ユージュアル・サスペクツ

技巧極まる叙述の衝撃!
「セブン」と本作とが、ミステリ映画の”新本格”な時代を築き上げてくれた、立役者だと私は思う。利口すぎる脚本(二重の意味で)が、描き上げる鮮烈な意外性。
 
第五位:サスペリア
[rakuten:book:11623072:detail]
究極の映像トリックの衝撃!
意外な犯人物というジャンルでの、サスペンス・ホラーの最高傑作。まさに映像でしか成し得ない”究極”を見せてくれたことでも、永遠に歴史に残るだろう。
 
第六位:SAW[rakuten:book:11611219:detail]
予測不能の衝撃!
シチュエーション・スリラーを一大ブームに押し上げるのに、最大の貢献をした最高傑作シリーズ。これは読めないよ。シリーズ五部作として、今もなお衝撃を生み出し続けている。
 
第七位:クライング・ゲーム
破壊力抜群の衝撃!
これについては何も語るまい。しかし、この映画を見てから、「アカデミー脚本賞はミステリじゃなくても要注目!」という自分の中の法則が確立されたのだった。
 
第八位:アイデンティティ
[rakuten:book:11624743:detail]
脳内フーダニットの衝撃!
サイコ・スリラーの内側世界で繰り広げられる、連続殺人のサスペンス。ある意味究極のフーダニットなのかもしれない。
 
第九位:オールド・ボーイ
[rakuten:book:11601233:detail]
監禁劇ホワイダニットの衝撃!
何故?、何故?、何故?、の謎解きのカタルシスが、カタストロフィを引き起こすことだってある。叩きのめされる衝撃。
 
第十位:隣人は静かに笑う
[rakuten:book:11641398:detail]
陥穽ホワットダニットの衝撃!
足元の陥穽が突然ぽっかりと穴を空ける、逃れようのないブラックホール。この衝撃に貴方もきっと巻き込まれてしまう。
 
以上、全10作品。
ミステリ読みとして、自信を持って選び抜いた傑作ばかり。さあ、貴方もこの中のどれかで、衝撃を味わってみませんか? 
ちなみに次点は「スケルトン・キー」。一瞬で総ての様相を塗り替えてしまう一言に、しびれてしまう衝撃の結末。