投票期間も終わったので、自分の順位だけ公開。どうせ「幻影の書庫」で年間順位表公開してるから、ほとんど変わり映えしないものね。
●国内ベスト作品：
１ 仮面幻双曲 大山誠一郎
２ 名探偵はどこにいる 霧舎巧
３ 夏期限定トロピカルパフェ事件 米澤穂信
４ 骸の爪 道尾秀介
５ シナオシ 田代裕彦
●海外ベスト作品：
１ ヴードゥーの悪魔 Ｊ・ディクスン・カー
２ 奇術師の密室 リチャード・マシスン
３ クリスマス・プレゼント Ｊ・ディーヴァー
４ 間違いの悲劇 エラリー・クイーン
５ 善意の殺人 リチャード・ハル
投票期間の関係で、今年の投票に喰い込んだのが「シナオシ」と「クリスマス・プレゼント」。どちらも厳密な本格とは言いにくいけれど、これだけ本格の魂が込められていれば、投票する価値は充分あると判断した。「奇術師の密室」もそのお仲間。惜しくもあぶれてしまった「トリックスターズＤ」「魔王の足跡」「赤鬚王の呪い」は、コメントでフォロー。いずれも落とすには忍びない作品で、今年も本格ミステリ界にとっては、そう悪くない年だったと思うな。
ちなみに1位の予測は「骸の爪」と「赤鬚王の呪い」。三作ノミネートという不利を跳ね返すのは、さすがにきついかもしれないけど、エンタテインメント性の希薄な「仮面幻双曲」を除いては、今年の本格としてはベストだものなぁ。本ミスに強いアルテは、この出来映えならば、順当に1位か2位は確実でしょう。
