新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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嬉し恥ずかし初体験!

「インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞2006」の投票者に連絡しているということで、秋田紀亜さんという方から読書会のお誘いを受けて、昨日参加してきた。考えてみりゃ”読書会”ってのは実は初体験じゃないか。
参加者は、秋田紀亜さん、さすらい人さん秋山真琴さんまきまきさんstreet-kidsさん杉本@むにゅさん久我明さん名無しのオプさん湊さん、私で総勢10名。MYSCONで接近遭遇している可能性もあるが、基本的に初対面の人ばかり。
一次会はお昼のビュッフェ・レストランで延々と6時間近く。課題図書が決まっているというのは、非常に良いものだなぁ。ミステリを語り合う場合、どうしてもネタに触れなければ語れないことも多いが、ある程度の人数が集まって全員が読んでいるというのは、そうそう期待できることではない。話したくても話せないもどかしさを感じることも多かった。
しかし読書会の場合、全員が読んでること前提で話が進められるのだもの。しかも今回は、ミステリとして優れていることが保証付きの5作品。時間は長過ぎるとは思ったが、各作品・作者に関して満足できる深度まで語り合えたのではないだろうか。一番盛り上がっていたのは、やおい話だったような気はするけれど(笑)
二次会は飲み会。酒抜きの真面目な議論もいいけれど、個人的にはやっぱこれも欠かせない(笑)。夜な話題も混ざりつつ(そうか?)、バカミスの紹介やら、いろんなオフ会の話題などで盛り上がる。
紹介を受けたバカミスはこの3冊。
1. 百番目の男 ジャック・カーリイ 文春文庫
2. 迷宮の暗殺者 デイヴィッド・アンブローズ ソニー・マガジンズ 
3. 地下洞 アンドリュウ・ガーヴ 早川書房
私が紹介したバカミスはコレ。
4. 死の命題 門前典之 新風舎
次の課題本は本格ミステリ作家クラブ編「本格ミステリ06」。積んではあるが、いつ読めるかな? そうか、いっそ読書会直前まで待とう。