6/2 TV放映分。原作は東野圭吾「レイクサイド」で、実は未読。
大袈裟に強調されたような演技で、舞台の芝居を観ているような気分になった。そのせいか、そこそこの緊張感はあっても、リアリティは希薄に感じられた。お受験というテーマの戯画化具合も、それに拍車をかけているように思う。
ミステリとしては、主人公が真相に迫る際の根拠や伏線が薄っぺらく、唐突な飛躍にしか感じられなかった。*1 そこからのどんでん返しの展開もあまり説得力がなかったなぁ。最初からの違和感は見事に解消はされるのだけど。
ラストシーンはあまり趣味が良いとは思えないが、発覚とその際に誰が犯人になるのかを暗示しているのかな?
*1:これは時間が限定された映画だからだろうとは思うけれど。