四国はどこまで入れ換え可能か

四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫)

「だんご三兄弟」や「ピタゴラスイッチ」で有名な氏が、so-netにてショートアニメとしてネット配信していたもの。「ねっとのおやつ」という題名で単行本化されていたが、文庫化の際に改題された。この改題は成功だろうと思う。少なくとも私はこの題名が決め手で買ったのだもの。気になるでしょ、これって。
可愛いキャラクタ物（ミニ象、ちび丸など。意外にあちこち顔を出してる、いけてるじいちゃん滝本秀吉もここに加えたい）としても読めるけど、シュールなお話が心地良い。ゲラゲラ、くすくす笑いというよりも、ほのぼのと微笑んだり、やるなとニヤリとしてしまう作品集という感じだろうか。
やはり最高なのは表題作。声出して笑ってしまったのはあの見開きページだけだったもの。「人生は選択の連続」「身投げ」で自分のベスト３。