新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

夢オチのススメ

とある事情で、来週の月曜日、あの飯島愛と飲みに行くことになってしまった。
 
「とある事情」とは、それが”昨晩見た夢”だという情事である、、、ちゃう、事情である。いきなり「夢でした」ではアンフェアなので、ちゃんと題名で宣言しておくところが本格ファン(笑)
よっぽど一昨日見た「くりぃむナントカ」のインパクトが強かったようだ。「早メーク女王」という企画で、スッピンに顔面全面モザイクの飯島愛が登場し、3分でどこまでメイクできるかというもの。かろうじて右目のみモザイク解除。
くりぃむしちゅーのド爆笑と身をよじるリアクションを見てるだけで、どれだけ凄いかがよーくわかる。スッピンの衝撃度も、メイクの超絶技巧も。なにせ「菅井きん」らしいぞ(笑)*1
 
ちなみに夢オチは禁じ手とされているが、こうやって事前に宣言しておくことで*2、利用範囲はまだまだある素材ではないかと思っている。夢の複層構造を入れ子的に使用したり、同一人物の多重視点(自分自身の意識と、それを客観的に見ている自分が同時に存在するのは、夢の中でよくあることだ。一人称認識と三人称認識の同時進行)、等々、狙いは色々と作れる。
私自身も「書かれざる作品」として、ミステリのコードを次々と破る短編集のアイデアを持っているのだが、そのうちの一編がこの夢オチ宣言を利用してのコード破り(○○○○○○○○人物が犯人)だったりもする。

*1:2〜3本レンタルして、ダビングまでして見てた身としては、微妙に複雑な心境もあるが(苦笑)

*2:たとえば西村京太郎「殺しの双曲線」では、冒頭で双子トリックが使われることを宣言している