新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トリックスターの悲劇

本日のクロネコヤマト発注本 トリックスターズ 久住四季 電撃文庫 ¥683 トリックスターズL 久住四季 電撃文庫 ¥683 間違いの悲劇 エラリ−・クイ−ン 創元推理文庫 ¥672 価格は税込み定価。ブックメイト価格でここから5%引き+ソニーpoint 100beat。 久住…

本日は晴天なり

というわけで、昨日も今日も「腫れ」の日が続いている。 本日は会社を休んで。消毒のため歯医者に。経過は順調。抜いて二日目が腫れのピークらしい。もともと太っていて顔も丸々としているせいで目立ちにくいが、それでも明らかに含み綿してるような顔。明日…

四国はどこまで入れ換え可能か

四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫)作者: 佐藤雅彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10/28メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 177回この商品を含むブログ (121件) を見る「だんご三兄弟」や「ピタゴラスイッチ」で有名な氏が、so-netにてショート…

案ずるより抜くが易し

正直ビビっていた親不知手術。1時間の予定を取ってあったが、抜く作業自体は15分ほどだったろうか。意外にあっけない。麻酔してるから全く痛くもなかったし、不安を感じることもなく淡々と終了。 その後も出血も全然気にならないし、痛みもさほどない。さす…

クリスマス・プレゼント

クリスマス・プレゼント (文春文庫)作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/12/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 69回この商品を含むブログ (111件) を見るたしかにたとえ長編を書いていなくても…

LIAR GAME 2巻

LIAR GAME 2 (ヤングジャンプコミックス)作者: 甲斐谷忍出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/01/19メディア: コミック クリック: 43回この商品を含むブログ (79件) を見る最近は出版情報も評判も事前に入手でき、購入もネットから。リアル本屋に立ち寄る必…

キリサキ

本日のネット購入本 キリサキ 田代裕彦 富士見ミステリー文庫 ¥630 楽天ブックスにて全額ポイントで購入。世界探偵小説全集第4期最大の期待作「魔王の足跡」が出版されたので、それと併せて購入するつもりだったが、クロネコヤマトには一向に商品追加され…

百日

「ももか」と読んだら、ほぼ間違いなくあなたは子持ち。「さるすべ、、、あっ、紅がない」などと思った人は、そそっかしい国語好き。「ひゃくにちそう、、あっ、草がない」などと思った人は、目の悪い園芸マニア。単純に「ひゃくにち」と読んだ人は正常人。…

たまごっち二度三度

超じんせーエンジョイ!たまごっちプラス ガッツいえろー出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (3件) を見る取りあえずエンたまを一人だけ買ってみて、娘は以前の赤たまのままほとぼりを覚まそうと思ったが、そ…

♪雪やこんこ あられやこんこ

「こんこん」と間違えてる人が多いと思うが、表題が正解。ググってみたら「雪やこんこ」が24,900件、「雪やこんこん」が47,000件。間違いの方がメジャーなのかしらん。 豆知識はさておき、土曜日の東京は一日中雪。久しぶりの雪にはしゃぎたい子供達だけど、…

木曜組曲

TV放映(放映日不明)をDVDに焼いていたもので鑑賞。 恩田陸の原作は未読。女同士のどろどろで意地悪な話かと思いきや、意外にさっぱりとした(?)お話。なんだよ、みんな仲良しやん(笑) 表裏双方の真相も動機もなかなかに洒落ていて、結構爽やかな気分。映画で…

シュリ

TV放映(放映日不明)をDVDに焼いていたもので鑑賞。 前半のミステリと後半のアクションとにメロドラマを上手く絡み合わせて、朝鮮半島の現状をも描き出してしまう、非常に巧みな作品。エンタテインメントに徹していながら、社会派の味わいも噛みしめることが…

シナオシ

シナオシ (富士見ミステリー文庫)作者: 田代裕彦,若月さな出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/12/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (54件) を見るこれは凄いや! う〜、もー、こんなん大好き! The Key of Midnight での…

サム先生の嘘つきゲーム

本日のクロネコヤマト発注本 サム・ホ−ソ−ンの事件簿4 エドワ−ド・D・ホック 創元推理文庫 LIAR GAME 2 甲斐谷忍 ヤングジャンプコミックス 1.はもう言わずもがな。不可能犯罪短編の揺るぎなき第一人者。当然続く限り買わせていただきます。 2.は昨晩本屋…

丑三つ時から夜明けまで

丑三つ時から夜明けまで作者: 大倉崇裕出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/10/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (23件) を見る幽霊が犯人(いや、ネタバレじゃないんでご安心を)。設定とその転がし方のパターン化は上手く出来ている…

みんなのいえ

日本映画専門チャンネル放映分(放映日不明)をDVDに焼いていたもので鑑賞。 一つの舞台設定の中で、複数の物語が同時多発的に進行する、そういうシチュエーション・コメディがやはり三谷幸喜の真骨頂なんだろうと思う*1。行く先々が全てトラブルってのは同じ…

当たってもうた!

net

妙なトラックバックが飛んできたと思ったら。うひゃあ〜、当たってしまいましたか、やずやの香醋。応募者500人近くで20人だから約4%。当たっても不思議はない数字ではあるけれど、こんなところで運を使ってしまっていいんだろうか? つい数日前に送ってきて…

激走福岡国際マラソン

激走 福岡国際マラソン―42.195キロの謎 (小学館ミステリー21)作者: 鳥飼否宇出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/11メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (26件) を見るユニークなアイデアが盛り込まれた、珍しいタイプのWhatdonit型ミステ…

負けて嬉しい直木賞と負けて悲しい儒教的行儀論

一般文芸界ではどうだったのか知らないが、ネット・ミステリ界ではなかなかに活況を呈した、今回の直木賞予想レース。外れ馬券にはなったものの(現金は賭けてませんから→当局殿)、こんな嬉しいことはない。おめでとう! しかし、二階堂発言を発端とした本…

インソムニア

TV放映(放映日不明)をDVDに焼いていたもので鑑賞。歯止めが外れたように、今年入って早くも10本目の映画鑑賞(TVでだけど)。 「メメント」のクリストファー・ノーラン監督作品。単純カタカナ化題名なので何の説明にもなってないのだが、意味は不眠症らしい。…

運命の日が決まる

清水の舞台から片足突き出すくらいの気持ちで、歯医者に電話。28(土)にしゅじゅちゅ(自慢じゃないが、私は"手術"を発音できない(笑))と言えば大袈裟かもしれないが、ついに親不知の抜歯をすることになった。30(月)に消毒(会社休みにしちゃったよ)、2/4(土)…

黒酢って髪にもいいんだよね

net

気にしてます。はい、すごく気にしてますとも(笑) ということで、熟成やずやの香醋欲しい!

張り込みプラス

1/14 TV放映分。前作「張り込み」は何故見に行ったのか記憶にないのだが、昔映画館で見てやたらと面白かったのだった。とにかく台詞回しがいい。B級サスペンス・コメディの意外な拾い物。リチャード・ドレイファスはこういう緩い笑いが実に上手い。この続編…

EDS緊急推理解決院

EDS緊急推理解決院 (カッパノベルス)作者: 新世紀「謎」倶楽部出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/11/19メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (28件) を見る合作長編だと謳ってあるが、これは同じ設定を用いた、良くあるタイプの競作短編集に…

猟奇的な彼女

TV放映(放映日不明)をDVDに焼いていたもので鑑賞。 今更自分が語るべきもない、ヒロインの造型がユニークなロマンティック・コメディ。ネット発の小説が原作で、延長戦は映画で追加されたものらしいが、やっぱりこのラストがなくっちゃね。せっかく笑わせて…

スライハンド

スライハンド (BLADE COMICS)作者: 我孫子武丸,藤谷陽子出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2005/09/10メディア: コミック クリック: 11回この商品を含むブログ (10件) を見る「ナイトヘッド」を思い出させる、施設脱走超能力者物。この分量での適切な…

ATOK presents 全国一斉!日本語テスト

net

71点。よくできました。 日本語に関するスキルは低くないのに、基本的な漢字でつまずいてしまったあなた。音読みや訓読み、同音異義語など、確かに漢字には難しい点もありますが、新聞などで漢字を追って読み書き能力の向上にも挑戦してみよう。 あちゃあ〜…

天使のナイフ

天使のナイフ作者: 薬丸岳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/08/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (134件) を見るこれは確かに歴代乱歩賞の中でも、相当にハイレベル。社会派としてのテーマをきっちりと書き込みつつ、ミ…

古畑の最終回を考えてみた

遅ればせながら「古畑任三郎ファイナル」鑑賞終了。三夜ともに"意外性"をもたらしてくれる話ではなかったが、充分に満足出来る完成度だったんじゃないだろうか。 三作を比較すれば、圧倒的に第一夜が良いだろう。倒叙物から一歩踏み出す展開だけでなく、バカ…